アルネ・ヤコブセンといえば、個人的には、SASロイヤルホテルのイメージがあります。
エッグチェアを使ったロビーが有名かもしれませんね。ホテルの建築、家具、その他のプロダクトまでトータルプロデュースをしていて凄いと感じました。
未来の家も有名で、形からインテリアエレメントまで楽しめる住宅ですね♪
今回は、『アルネ・ヤコブセンについて!建築・家具・プロダクトについて紹介!!』と題して紹介します。
アルネ・ヤコブセン
アルネ・ヤコブセンは、1902年デンマークコペンハーゲンで誕生して、1971年(満69歳没)まで生きた、デンマークが国籍建築家です。
デンマーク王立芸術アカデミーにて建築を学び、1927年、卒業して、コペンハーゲン市の建築局に就職しました。
1956年、母校の王立芸術アカデミーの教授に就任しました。
アルネ・ヤコブセンは、建築とプロダクトデザインを両立させた建築家です。
建築物
1929年、フレミング・ラッセンと共同で募集した「未来の家」のコンペで優勝しました!
未来の家は、斬新なアイデアが満載の住宅になっています。自家用車、ボート、プライベートヘリコプターで、陸と海と空からのアプローチが可能です。
電気掃除機のように汚れを吸い込む玄関マットなど未来的なインテリアエレメントが盛り込まれています。
これにより、一躍有名になり、事務所を設立しました。
1950年には、スーホルム集合住宅が施工されました。伝統的な北欧のレンガを用いて、自らもこの集合住宅に住み、事務所も同じ場所に構えました♪
白い壁を用いたモダニズム様式から一転して、北欧の素材に回帰した点では、アルバー・アールトにも通ずる視点が見られますね。
1960年には、デンマーク初の高層建築となるSASロイヤルホテルを施工しました。これは、建築物の設計からインテリアデザイン、照明、ドアノブ、食器類、時計、さらには、客室の電気スイッチなどの細部まで手がけました。
SASロイヤルホテルは今ではラディソンブルーロイヤルホテルと名前を変えたが、現在でもヤコブセンのトータル・デザインを味わえる場所です!
当時の家具がそのまま残されているROOM606は素敵です。
家具・プロダクト
1956年、series3000は、SASロイヤルホテルのために、デザインされました。ベースは細いスチールパイプで分解可能ですよ♪
1957年には、AJロイヤル。
1958年、エッグ・チェアは、SASロイヤルホテルのロビー用にデザインされたもので、現在も同ホテルにて使用されています。現在は、ラディソンブルーロイヤルホテルとなっています。
イスというプロダクトであるのと同時に、建築の間仕切りのような建築的機能を併せもっています。このイスに座れと頭の両脇は、ヘッドレストで覆われていて、視点や体全体は卵に包み込まれているような気分になれます。
エッグ・チェアの生み出すパーソナルスペースは、広いロビーやスペースの中においても落ち着く空間を演出しています。
●エッグ・チェア
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同年、スワンチェア。彫刻のようなフォルムは、エッグ・チェアと共通しています。いずれも、シート部分は、硬質発砲ポリウレタンを使用しています。
仕上げは布張りや革張りがあります。
現在も、ラディソンブルーロイヤルホテルのロビーで使われています。
また同年、AJテーブルランプ。
またまた同年、AJフロアランプ。
グラスウエアは、SASロイヤルホテルのためにデザインしたワイングラスのシリーズです。
カトラリーは、バターナイフからチャイルドスプーンまで一通り揃えています。テーブルウェアのシリーズとして、1967年にステルトン社から出たティーポットやサラダボール等のシリンダラインも有名です!!
AJディスカスは、SASロイヤルホテルの客室のシーリングライトとしてデザインされました。
取手は、手のひらに自然に収まる握りやすい有機的なフォルムのドアノブです。近年のラディソンブルーロイヤルホテルの全面改修後も客室で用いられています。
時計は、デザインも数多く手がけています。人々の目が集中する場所だからこそ、時計のデザインに執着しました。
市庁舎と銀行のためにデザインされた時計には、シティーホール(1955年)、バンカーズ(1970年)の名称で今もなお販売されていますよ。
客室化粧台は、天板を持ち上げると、ミラーが現れる造り付けの化粧台です。手元の照明は壁の溝のレールに沿って左右に動かしたり、角度を変えたりできます。共に、客室の機能性を高めています。
まとめ
今回は、『アルネ・ヤコブセンについて!建築・家具・プロダクトについて紹介!!』と題して紹介します。
アルネ・ヤコブセンは、1902年デンマークコペンハーゲンで誕生して、1971年(満69歳没)まで生きた、デンマークが国籍建築家です。
デンマーク王立芸術アカデミーにて建築を学び、1927年、卒業して、コペンハーゲン市の建築局に就職しました。
1929年、未来の家は、斬新なアイデアが満載の住宅になっています。自家用車、ボート、プライベートヘリコプターで、陸と海と空からのアプローチが可能です。
1950年には、スーホルム集合住宅が施工されました。
1960年には、デンマーク初の高層建築となるSASロイヤルホテルを施工しました。
エッグ・チェアは、SASロイヤルホテルのロビー用にデザインされたもので、現在も同ホテルにて使用されています。
プロダクトであるのと同時に、建築の間仕切りの機能を併せもっています。このイスに座れと頭の両脇は、ヘッドレストで覆われていて、体全体は卵に包み込まれているような気分になれます。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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