バリアフリーについて!階段の勾配・手すりや洗面所・浴室の計画!!




人間工学

バリアフリーは、障害(バリア)を取り除く(フリー)という考え方です。

超高齢化社会へなっている日本にとってバリアフリーはとても大切な存在になって来ているし、これからもっと大切になっていきます!!

バリアフリーの場所別でもそれぞれ、階段について、洗面所、浴室のバリアフリーについて解説します。

今回は、『バリアフリーについて!階段の勾配・手すりや洗面所・浴室の計画‼』と題して紹介します。



空間・場所別に見るバリアフリー計画

階段のバリアフリーについて

踏面が狭くなるような回り階段はなるべく避け、踊り場を設けた折返し階段が望ましいです。

建築基準法では、住宅の階段の踏面は150㎜以上、蹴上げは230㎜以下としています。

階段の勾配

踏面が広すぎても、蹴上げが低すぎても、階段は使いにくくなります。

ちょうどいいバランスを心掛けましょう。

勾配は、45°以下とされていて、建築技術教育普及センターでは、適正値を30~35°としています。

蹴込み寸法と使用には

蹴込み寸法には、30㎜以下とします。推奨は20㎜です。また足が段差の間に入り込まないように蹴込み板を設けます!

踏面には、滑らないようにノンスリップを設けます。

ノンスリップは、踏面の先端部に滑り止めなどを目的に取り付ける部材です!

手摺

建築基準法での規定にはありませんが、勾配が45°以上の階段では、両側に手摺を設置するのが望ましいです。

片側に取り付ける場合には、降りる際に利用者の利き手となる側に設置します。

段鼻から手摺上面までの高さは、通常850㎜前後ですが、バリアフリー対応であるゆるい勾配を心掛け、低めの750㎜などに設置します。

一般用とバリアフリー用の2段にするのもありです♪

洗面所のバリアフリーについて

洗面所は、温度差の緩和や転倒防止などの安全対策が必要な空間になります。

また、車イスを利用する場合には、十分なスペースを確保したり、洗面台の鏡が見やすいように角度をつけるなどの工夫が必要になります。

洗面台の高さは、使用する車イスにもよるが、約720~780㎜が目安となってきます!

水栓は、自動水栓や温度調節のできるシングルレバー式の混合水栓が操作がしやすく安全性が高いですよ。

バリアフリーの洗面ボウルには、水栓に手が届きやすいように、手前がゆるやかにへこんだ型が使いやすいですよ♪

浴室のバリアフリー

身体が不自由な人が入浴する場合は、介助者が付くことを考慮し、浴槽の長さは、内法寸法で950~1250㎜、深さは550㎜程度の和洋折衷タイプが望ましいです。

床から浴槽の緑までの高さは、400~450㎜で、床に滑り止めが付いたタイプが良いです。

脱衣所と浴室の段差は、「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」においては20㎜以下の単純段差とするが、脱衣所側にグレーチングなどで排水処理を行なったうえで段差なし(5㎜以下)としますのが望ましいです♪

ちなみに、グレーチングは、排水溝の蓋などに使われるすのこ状や網目状の覆います。車イスで出入りしやすいように段差を設けないための処置方法です!!

出入口の有効幅員は、600㎜以上であるが、シャワーチェアを使用する場合は650㎜以上になります。

また、建具は引き戸がいいです。

浴室に入ったときの急激な温度変化を避けるため、浴室暖房乾燥機を取り入れることが多いよね♪

まとめ

今回は、『バリアフリーについて!階段の勾配・手すりや洗面所・浴室の計画‼』と題して紹介しました。

階段のバリアフリーについて、踏面が狭くなるような回り階段はなるべく避け、踊り場を設けた折返し階段が望ましいです。

勾配は、45°以下とされていて、建築技術教育普及センターでは、適正値を30~35°としています。

蹴込み寸法には、30㎜以下とします。推奨は20㎜です。また足が段差の間に入り込まないように蹴込み板を設けます!

手摺には、段鼻から手摺上面までの高さは、通常850㎜前後ですが、バリアフリー対応であるゆるい勾配を心掛け、低めの750㎜などに設置します。

洗面所は、温度差の緩和や転倒防止などの安全対策が必要な空間になります。

車イスを利用する場合には、十分なスペースを確保したり、洗面台の鏡が見やすいように角度をつけるなどの工夫が必要になります。

浴室のバリアフリーには、身体が不自由な人が入浴する場合は、介助者が付くことを考慮し、浴槽の長さは、内法寸法で950~1250㎜、深さは550㎜程度の和洋折衷タイプが望ましいです。

以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました