木造住宅・木構造!在来軸組工法の基礎・地業・床組について紹介!




建築

2構造には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造が一般的です!他にも、組積式構造、パネル式構造などがありますよ。

木造は、日本の住宅において主流となっていてその種類には、在来軸組工法、2×2工法が一般的になっています。

在来軸組工法の基礎・地業・床組について解説します。

今回は、『木造住宅・木構造!在来軸組工法の基礎・地業・床組について紹介!』と題して紹介します。



基礎

基礎は、建物を地盤に固定して、また建物に加わるさまざまな力を地盤に伝えて安定を保つという重要な役割があります。

木造の基礎は、壁の下を連続して支える布基礎が一般的です!底面に逆T字型のフーチングを組み込むことで、地面に伝わる荷重を分散させています。

ちなみに、フーチングの役割には基礎の立ち上がり部に加わった力を分散させて、また基礎の転倒を防ぐために、フーチングと呼ばれる幅の広い部分を設けます。建物の荷重と地盤の地耐力に応じて、幅が決定されます。

また、建物全体を鉄筋コンクリート床板で支えるべた基礎もあります。

通常、建物の足元(基礎の上)には、土台と呼ばれる水平材を設けます。これをアンカーボルトで基礎を緊結します。

布基礎

耐力壁の下など構造上の重要な部分には鉄筋コンクリートによる布基礎を回します。補助的に、束石や独立基礎を配する方法が最も一般的ですね!

ちなみに、束石は、壁のない床の下部では、束石(玉石あるいはコンクリート)の上に床の鉛直荷重のみ支持します。

布基礎は、湿気防止のために、布基礎で囲まれた内部に土間コンクリートを打つこともあります。「布」には、水平、長手、連続などの意がありますよ♪

べた基礎

フーチングを広げて床の下全面にまで設け、一枚の板にしたものです!不同沈下しにくく、地耐力の低い場合に有効になります。

布基礎よりも地盤がよくない場合にはべた基礎が使われたりします。

さらに、杭を打つ杭基礎とする場合もあります。

地業

基礎を支えるために、石などを突き固める補強工事を地業といいます。

割栗石を縦方向に立てて突き固める割栗地業や、砂利を突き固める砂利地業があります。

ちなみに、割栗地業は、掘削した地盤面(根切り底)を安定させるため、10~20㎝程度の割栗石を小端立て(縦長)に並べ、間に目つぶし砂利を入れて突き固めます。

液状化などの危険がある所や軟らかい地盤では、地盤自体をさらに補強する必要があります。

湿気の多い日本では、布基礎などで建物周りを囲むとき、腐朽対策や防虫のために、基礎部分(床下)に換気口を設けることになっています。

ちなみに、床換気口は、床下の防湿を目的として、布基礎部分に換気口を設けなければなりません。

床換気口を設けない場合には、基礎の間にパッキンを入れて隙間を取り換気できるようにします。これをねこ土台といいます!

ねこ土台は、基礎と土台の間に2㎝程度の飼い物を挟むねこ土台と呼ばれる構法が見直されています。土台を基礎から浮かすことで湿気を防ぎ、同時に必要な床下換気口を確保できます!!

床組

床組は、束立て床、梁床、根太床に大別されます。

束立て床は、主に1階床に用いります。地盤面に置かれた束石の上に床束を立て、大引を掛け渡します。その上に、根太を掛けて床板を張ります。束は、相互に根がらみを渡して補強します。

梁床は、主に2階以上に用いられます!梁を掛け渡し、その上に根太を渡して床材を張ります。最も一般的な工法です。

特に、床スパンの大きい場合には、梁の上に直交して小梁を掛け、その上に根太を渡します。これを組床ともいいます。

ただし、北海道などの寒冷地では、地盤凍結のおそれがあるために、1階床でも束は用いらずに、梁床とするのが一般的になります。

根太床は、胴差や土台に直接根太を掛け、根太のみで床を支える構法になります。

廊下や押し入れなどの床スパンの小さい場合に用いります。しかし、根太のせいを大きくして居室の床に用いるという場合もありますよ。

床組は、自重や積載荷重に対して安全かつ大きなたわみが出ないようにしなければなりません!また、水平力を耐力壁に伝えるはたらきもあります。

壁の剛性に偏りのある場合などには、床構面の強度と剛性が特に重要な構成要素となってきます。

まとめ

今回は、『木造住宅・木構造!在来軸組工法の基礎・地業・床組について紹介!』と題して紹介しました。

基礎は、建物を地盤に固定して、また建物に加わるさまざまな力を地盤に伝えて安定を保つという重要な役割があります。

木造の基礎は、壁の下を連続して支える布基礎が一般的です!底面に逆T字型のフーチングを組み込むことで、地面に伝わる荷重を分散させています。

地業は、基礎を支えるために、石などを突き固める補強工事をいいます。割栗石を縦方向に立てて突き固める割栗地業や、砂利を突き固める砂利地業があります。

床組は、束立て床、梁床、根太床に大別されます。

束立て床は、主に1階床に用いります。地盤面に置かれた束石の上に床束を立て、大引を掛け渡します。その上に、根太を掛けて床板を張ります。束は、相互に根がらみを渡して補強します。

以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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