インテリアにとって色が与える効果はとても大きいです。
赤:活動的、情熱、歓喜、興奮、革命
橙(オレンジ):喜び、活気、元気、暖かい
黄:明るい、楽しい、上機嫌、陽気、明朗、元気、輝き
緑:若々しい、新鮮、有望、平静、安らぎ、癒やし、穏やか
青:落ち着き、涼しさ、淋しさ、誠実、静寂、冷静
紫:神秘、高貴、女性的、非日常的な、優雅
白:純粋、無邪気、清潔、フォーマルな、神聖
灰(グレー):地味、落ち着き、憂鬱、哀れな、薄暗い
黒:フォーマルな、不安、陰鬱、悪、恐怖、闇
赤、橙、黄、緑など色によって人が感じる影響は日々感じているのではないでしょうか?
- 暖色:赤・黄赤・橙・黄
寒色:青・青緑
中性色:緑・紫・黄緑 - 興奮色:高彩度の暖色
沈静色:低彩度の寒色 - 進出色:暖色
後退色:寒色 - 膨張色:高明度
収縮色:低明度 - 軽い色:高明度
重い色:低明度 - 軟らかい色:高明度
硬い色:低明度 - 派手な色:高彩度
地味な色:低彩度
色には様々な表情があり、人の感情に色々な影響を与えているといえます。
今回は、『色によるイメージの違いは⁉暖色・寒色・中性色・膨張色・収縮色など色の感情効果!』と題して紹介します。
色によるイメージについて
人によって色から受ける印象は多少異なってきますが、多くの人が感じる共通のイメージがあるものです!
部屋をコーディネートするときには、色のイメージも重要なポイントになってきます。
では、色のイメージの例を紹介します。
●赤:活動的、情熱、歓喜、興奮、革命、緊張、目立つ、生命力、慶び、暖かい、熱意
●橙(オレンジ):喜び、活気、元気、暖かい、楽しい、愉快、陽気、家庭的
●黄:明るい、楽しい、上機嫌、陽気、明朗、元気、輝き、活気、楽天的、愉快、喜び、軽快、好奇心、警告、注意
●緑:若々しい、新鮮、有望、平静、安らぎ、癒やし、穏やか、環境、安全、自然、エコ
●青:落ち着き、涼しさ、淋しさ、誠実、静寂、冷静、爽やか、悲しみ、冷たい、寒い
●紫:神秘、高貴、女性的、非日常的な、優雅、上品、華やか、権威、幻想的、妖艶
〇白:純粋、無邪気、清潔、フォーマルな、神聖、クリーン、純潔、シンプル、清楚
●灰(グレー):地味、落ち着き、憂鬱、哀れな、薄暗い、曖昧な、堅実、人工的、無機質、機能的、控えめ
●黒:フォーマルな、不安、陰鬱、悪、恐怖、闇、洗練された、都会的、モダン、高級、重厚、厳格、暗い、威厳
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ちなみに、インテリア的な色別のテクニックとしては、
●赤:明るく力強く情熱的な色です。
特に鮮やかすぎる赤には、インテリアイメージを壊すこともあるので注意が必要です。
赤は、濃淡によって雰囲気が変わります。明度、彩度ともにどのような赤にするかによってインテリアイメージが変わります。
個人的には、赤は、存在感がありすぎる色なので、特に純色に近い赤は、広い面積のものに使用するのではなく、狭いところに用いることをおすすめします。
●橙(オレンジ):活発的であったり、元気なイメージを与える色です。また、健康的なイメージのある色でもあります。
誇張色や覚醒色でもあるので、ダイニングルームなどに向きます。橙には食欲を感じさせる色でもあります。
寝室にはあまり向かないです。ただし、白や黒が混色したようなものだと落ち着きや安らぎを感じるので素敵になったりします。
夕日なんかも落ち着きませんか?
●黄:比較的目に付きやすく、膨張して見える色です。
注意信号などサインに使われているように黄色は飛び出して見えます。
特に注意したい黄色は、強めの黄色が広いスペースを締めてしまうことです!目がチカチカするのでインテリアで使う場合には注意したいものです。
橙と同様に、白や黒が入ることによって比較的落ち着きます。
カジュアルなスペースに向きます。
橙と同様に、寝室などに多く使うことはあまり好ましくありません!
●緑:やすらぎ感を与えて、自然を感じさせてくれるような色です。
インテリアとして取り入れやすいのが植物ですかね!
緑色は鎮静色であるので使う面積が多いと気分が沈みやすくなることもあるので注意が必要です。
緑にも、黄色に近づく若草色だと爽やかに感じたり、青に近い緑色だと沈静感があがったりします。
●青:鎮静効果がある空や海などをイメージさせるような色です。
青に白みが入ってくると空色に近づき、黒が加わってくると海の色に近づきます。
白っぽいと爽やかさがアップします。
青は、鎮静色であり、後退色でもあります。後退色は、黒みがかると更に強くなります!
また、寒色を代表する色で、暑いところでは心地よく、寒いと暗いイメージを与えることもあります。
●紫:神秘的なイメージや高貴なイメージもある色です。
比較的他の色との組み合わせが難しい色です!
無彩色とは、調和します。
色相環の近接する赤紫、青紫といった組み合わせも調和します。
その他の色だと補色を含めて合わせるのは比較的難しいので他の色と合わせるのではなく目立たせるように省スペースに用いると効果的です♪
〇白:どんな色にも合う色です。
すべての色を淡くしていくと限りなく白に近づきます。
組み合わせる色によって暖かさや冷たさなど変わって見えます。。
光を最も反射させる色が白なので広い面積に使えば、明るく爽やかなインテリアのイメージになります。
また、光の反射が良いため物がはっきり見えます!よって、素材そのものの良し悪しがはっきりします。
壁紙、壁材、床材、天井材、カーテンの生地などは安っぽいものにならないように注意が必要です!!
●灰(グレー):周りの色を引き立たせることができる色です。
白っぽいものはまた違いますが、グレーは隣接する色を引き立たせてくれます。
さらに、濃い色のグレーである黒っぽさはしつこくなるのでまた違います。
●黒:グレーと違い周りのものを際立たせます。
インテリアの色が強調されてさらに強い印象になります。
黒は光沢感のあるものとマットなものでかなりイメージが変わって見えます!
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色の感情効果について
暖色・寒色・中性色、興奮色・沈静色、進出色・後退色、膨張色・収縮色、軽い色・重い色、軟らかい色・硬い色、派手な色・地味な色について紹介します。
暖色・寒色・中性色
・赤や黄赤、橙、黄には暖かさを感じさせるので暖色。
・青や青緑などには冷たさを感じさせるので寒色。
・緑や紫、黄緑は寒暖があいまいなので中性色。
色相 | 明度 | 彩度 | |
暖色 | 赤・黄赤・橙・黄 | ||
寒色 | 青・青緑 | ||
中性色 | 緑・紫・黄緑 |
暖色は、短い時間でも、すごく長く感じる効果があります。
逆に、寒色は、長い時間でも、短く感じる効果があります。
暖色は太陽や火を連想させて暖かく感じ、寒色は水や氷を連想させて冷たさや涼しさを感じさせます。
また、緑や紫はそれらの中間にあたるため、寒暖感覚に結び付きにくいので、中性色といわれています。
ちなみに、色がもたらす温度の感覚は色相に左右されます。
色相、明度、彩度についてわからない方はこちらの記事をどうぞ!!
興奮色・沈静色
暖色系の色は気持ちを高ぶらせる効果があるため興奮色といいます。
寒色系の色は気持ちを落ち着かせるため沈静色といいます。
・暖色系の彩度の高い鮮やかな色は、気持ちを高揚させて、やる気を向上させたりするので興奮色。
・寒色系の彩度の低い穏やかな色は、気持ちを落ち着かせて、リラックスさせるので沈静色。
色相 | 明度 | 彩度 | |
興奮色 | 暖色 | 高彩度 | |
沈静色 | 寒色 | 低彩度 |
一般に、彩度が低くなると興奮性、沈静性も弱まるとされています。
色相と彩度がカギになってきます。
進出色・後退色
色には奥行きや距離の判断にも影響を与えます。
暖色系は手前に進出してくるように感じられ、寒色系は後退し遠ざかるように見えます。
・暖色系は実際より近くにあるように感じるので進出色。
・寒色系は実際より遠くにあるように感じるので後退色。
色相 | 明度 | 彩度 | |
進出色 | 暖色 | ||
後退色 | 寒色 |
距離感のカギとなるのは色相ですがその他にもあてはまります。
高彩度、高明度の色は低明度、低彩度の色より進出して見えます。
有彩色では、ビビット、ストロングトーンのもの。
無彩色では、白(部屋が狭く見えたりする)が進出色となります。
明度がライトグレイッシュトーン以下のものや寒色系が部屋を広く感じさせる後退色となります。
トーンについてわからない方はこちらをどうぞ!!
膨張色・収縮色
高明度の色は膨張して実際より大きく見え、低明度の色は収縮して実際より小さく見えるといわれています。
・高明度のものは、膨張色。
・低明度のものは、収縮色。
色相 | 明度 | 彩度 | |
膨張色 | 高明度 | ||
収縮色 | 低明度 |
また、暖色系の方が寒色系よりも膨張して見える傾向があります。
・暖色系は、膨張色。
・寒色系は、収縮色。
軽い色・重い色
明度が高いものが軽い色、明度が低いものが重い色といわれています。
・明るい色のほうが軽い。
・暗い色のほうが重い。
色相 | 明度 | 彩度 | |
軽い色 | 高明度 | ||
重い色 | 低明度 |
ペール、ライトトーンは、軽い色として見えます。
ダーク、グレイッシュトーンは、重い色として見えます。
重さのカギは明度です!
軟らかい色・硬い色
明度が高い色は軟らかい色、明度が低い色は硬い色として見えます。
・明るい色は軟らかい。
・暗い色は硬い。
色相 | 明度 | 彩度 | |
軟らかい色 | 高明度 | ||
硬い色 | 低明度 |
色の軟らかさや硬さの感じ方には明度が大きく影響するカギです!
派手な色・地味な色
彩度が高いもの。
同彩度では、明度が高いものが派手な色といわれています。
彩度が低いもの。
明度も中位以下のものが地味な色とされます。
色相 | 明度 | 彩度 | |
派手な色 | 高彩度 | ||
地味な色 | 低彩度 |
ビビット、ブライトトーンが派手な色として、グレイッシュ、ライトグレイッシュトーンが地味な色といえます。
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まとめ
今回は、『色によるイメージの違いは⁉暖色・寒色・中性色・膨張色・収縮色など色の感情効果!』と題して紹介しました!
赤・橙・黄などの色はそれぞれのイメージによって決まります。
赤:活動的、情熱、歓喜、興奮、革命、緊張、目立つ、生命力、慶び、暖かい、熱意
橙(オレンジ):喜び、活気、元気、暖かい、楽しい、愉快、陽気、家庭的
黄:明るい、楽しい、上機嫌、陽気、明朗、元気、輝き、活気、楽天的、愉快、喜び、軽快、好奇心、警告、注意
緑:若々しい、新鮮、有望、平静、安らぎ、癒やし、穏やか、環境、安全、自然、エコ
青:落ち着き、涼しさ、淋しさ、誠実、静寂、冷静、爽やか、悲しみ、冷たい、寒い
紫:神秘、高貴、女性的、非日常的な、優雅、上品、華やか、権威、幻想的、妖艶
白:純粋、無邪気、清潔、フォーマルな、神聖、クリーン、純潔、シンプル、清楚
灰(グレー):地味、落ち着き、憂鬱、哀れな、薄暗い、曖昧な、堅実、人工的、無機質、機能的、控えめ
黒:フォーマルな、不安、陰鬱、悪、恐怖、闇、洗練された、都会的、モダン、高級、重厚、厳格、暗い、威厳
知っておいたほうがいい感情効果は以下になります。
- 暖色:赤・黄赤・橙・黄
寒色:青・青緑
中性色:緑・紫・黄緑 - 興奮色:高彩度の暖色
沈静色:低彩度の寒色 - 進出色:暖色
後退色:寒色 - 膨張色:高明度
収縮色:低明度 - 軽い色:高明度
重い色:低明度 - 軟らかい色:高明度
硬い色:低明度 - 派手な色:高彩度
地味な色:低彩度
色相ではそれぞれ、寒色系と暖色系に注意しながら考えられています。
明度、彩度もそれぞれで影響を与えます。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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