建築・インテリアの図面!平面図・展開図・天井伏図・矩計図って何なのか?




製図

建築においてもインテリアにおいても大切になってくる図面を簡単に知っておくことで、図面を簡単に読みとくことができるようにしましょう。

基本の平面図、展開図にはじまり、ちょっと踏み込んだ天井伏図、矩計図を学んでいきましょう♪

今回は、『建築・インテリアの図面!平面図・展開図・天井伏図・矩計図って何なのか?』と題して紹介します。



インテリアを表す図面の種類を紹介!

平面図

建築およびインテリアの図面の中でも最も基本とされるのが平面図です!

平面図は、間取り図やプランともいいます。
各室の機能上のつながり及び外部との関係を表したもので、すべての図面の中で重要になってきます。

床から1000㎜又は1500㎜ほどの高さのところで建築物を水平に切り取って、その切断面を真上から見た状態を図面にしたものをいいます。水平投影図です♪

図面に記入するべき内容には、柱、壁、開口部、建具、開き勝手、階段の位置、昇り下りの方向、床の段差、設備、造り付け家具、室名、寸法などの色々な情報が記入してあります。その他にも必要に応じて記入されます。

また、平面図には、各階ごとに地階平面図、1階平面図、2階平面図と呼ばれます。
マンションやオフィスなどのように同じプランが連続する場合には、共通する階を基準階と呼びます。

縮尺は、主に1/100、1/50が一般的ですが、建具の納まりや家具図など詳細な表示が必要な平面詳細図では、1/20、1/30などが使われます!建築物の規模によって決められます。

1/100、1/50は、三角スケールで測りやすい縮尺が用いられていますよ。

基本的には、間取りや寸法の概略の表示には1/100で作成されて、見積りや工事に使う実施設では、細部までの情報を盛り込まなくてならないので、一般的に平面詳細図と呼ばれる1/50で作成されますよ。

展開図

展開図は、建築物の室内を垂直に切断し、各壁面を室内の中心に立ったときに、4方に見えている壁面の形状を描いた図面のものをいいます。断面を直立面に正投影した図面です♪

基本的には、北側壁面を基準にして時計回りに、東面、南面、西面の順に描いていきます!

室内では、方位の感覚は薄らぐので、4面をA、B、C、Dにして並べるのが一般的です。

展開図の役割は、壁面の構成を表すことなので、平面図だけでは表しきれない室内の高さ寸法や壁の幅や開口部の形状・位置及び高さ、建具の形式・デザインを基本に、コンセントなどの位置、壁の仕上げについて、造作・造り付け家具、天井や床との取り合い、設備機器なども描き込みます。

空間形態をつかむうえでインテリア工事の重要な図面になります。

したがって、展開図というのは立面図と断面図の両方の要素を持った図面といえます。

ちなみに、展開図の寸法記入は、縮尺は、平面詳細図と同じにすると作図がしやすいです。

展開図は、建築物の内部空間を具体的に表す図面になるので構造部分は表現しません。

建築とインテリアの関係の情報が最も多く盛り込まれているのが展開図です!

天井伏図

平面図、展開図は知っているけど天井伏図は聞いたことがない人がいるのではないだろうか?

天井伏図は、天井の仕上げ面を表した図面のことをいいます。図面は、床に鏡を敷いたときに映し出される天井面を平面図と同じ向きで描いたものをいいます!

天井伏図は、主に空調、照明の取付け位置、カーテンボックス、廻り縁そして仕上材などの張り方などが描かれます。

矩計図

矩計図は、建物の断面図の縮尺を大きくして、断面形状、構造体の位置、下地と仕上材の関係、高さ関係の寸法の詳細を表したものをいいます。

屋根、外壁、内部、基礎などの下地や仕上げ、材料、工法など建物の仕様をつかむうえで、仕様書と同じぐらい大切な役割を果たしている図面です。

縮尺は、通常1/30や1/20などで描かれます!

ちなみに、矩計図に必要な建物の高さ方向の寸法が特別な用語で表されます!

例えば、床高、階高、天井高、軒高、内法高はよく出てくるので覚えておきましょう。

・床高は、直下の地盤面から1階の床仕上げ上面までの距離をいいます。

・階高は、ある階の床仕上げ面からその直下階の床仕上げ面までの高さをいいます。ちなみに、最上階には階高は存在しません!

・天井高は、床仕上げ面から天井仕上げ面までの高さです。

・軒高は、地盤面から軒桁の上端までの寸法です。軒先までの高さではないですよ。

・内法高は、敷居の上面から鴨居の下面までの寸法です!

まとめ

今回は、『建築・インテリアの図面!平面図・展開図・天井伏図・矩計図って何なのか?』と題して紹介しました。

建築およびインテリアの図面の中でも最も基本とされるのが平面図です!

床から1000㎜又は1500㎜ほどの高さのところで建築物を水平に切り取って、その切断面を真上から見た状態を図面にしたものをいいます。

図面に記入するべき内容には、柱、壁、開口部、建具、開き勝手、階段の位置、昇り下りの方向、床の段差、設備、造り付け家具、室名、寸法などの色々な情報が記入してあります。その他にも必要に応じて記入されます。

縮尺は、主に1/100、1/50が一般的です。

展開図は、建築物の室内を垂直に切断し、各壁面を室内の中心に立ったときに、4方に見えている壁面の形状を描いた図面のものをいいます。断面を直立面に正投影した図面です♪

基本的には、北側壁面を基準にして時計回りに、東面、南面、西面の順に描いていきます!

建築物の内部空間を具体的に表す図面になるので構造部分は表現しません。

天井伏図は、天井の仕上げ面を表した図面のことをいいます。図面は、床に鏡を敷いたときに映し出される天井面を平面図と同じ向きで描いたものをいいます!

矩計図は、建物の断面図の縮尺を大きくして、断面形状、構造体の位置、下地と仕上材の関係、高さ関係の寸法の詳細を表したものをいいます。
縮尺は、通常1/30や1/20などで描かれます!

以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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