図面には、実はたくさんの種類があります。
インテリアにはあまり必要ではないものもあるがどういった図面があるのかを知っておくといいですよ。
図面をかくときの縮尺についても説明していきます。
今回は、『建築・インテリアコーディネーターに必要な図面の種類と記入事項!!』と題して紹介します。
図面の種類
配置図
敷地と建築物の位置関係を示す図面です。
敷地の形状・高低差・寸法、建築物の平面形(外壁中心線)・寸法・方位。敷地境界線までの距離、敷地の接する道路の位置と幅員、出入り口の位置、門、掘、駐車場、浄化槽の位置、造園計画、場合によって敷地内通路などを図示します。
縮尺は、1/500、1/200が用いられることが多いです♪
平面図
建築物を床上1500㎜ぐらいのところで水平に切断して、その切断面を真上から眺めた水平投影図です。
記入事項には、柱、壁、開口部の位置、建具の開き勝手、階段の位置、昇り下り方向、床の高低差、便器・洗面器・流し台・ガス台などの設備機器、造り付け家具、方位、室名、寸法を図示します。
縮尺は、1/200、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
立面図
各外壁面の垂直立面上の投影図です。
記入事項は、屋根、軒、庇、外壁、開口部、樋、小屋裏・床下換気口、格子、テラス、ポーチなど外観で見えるすべてを図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
断面図
建築物を垂直に切断して、その切断面の垂直立面上の投影図です。
記入事項は、基準地盤面、床高、窓腰高、内法高、天井高。軒高、軒の出、最高高さ。屋根勾配、室名などを図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
矩計図
各部の高さ(床高、軒高、天井高)各部材の仕上げ・種類・断面寸法などを明確にした縦断面詳細図です。
記入事項は、基礎、床高、窓腰高、内法高、軒高、軒の出、屋根勾配、各部材の名称・材質・断面寸法・仕上げ方法などを図示します。
縮尺は、1/50、1/30、1/20が用いられることが多いです♪
展開図
室内各壁面の垂直立面上の投影図です。
記入事項は、天井高、窓腰高、内法高、開口部の形状、巾木・壁・廻縁の材質・仕上げ方法、設備、造り付け家具などを図示します。
縮尺は、1/50、1/30が用いられることが多いです♪
天井伏図
天井の仕上げを明記した投影図で、平面図に合わせた見下げ表現図です。
記入事項は、各室間仕切寸法、天井、廻縁の材質・仕上げ方法などを図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
建具表
建具の姿、機構、寸法、仕上げ、数量、付属品を表にまとめ明記した図面です。
記入事項は、姿、機構、寸法、仕上げ、数量、付属品などを木製、金属に分類して一覧表で示します。
縮尺は、1/50、1/30が用いられることが多いです♪
仕様書
工事全体の概要、項目、材料の品質製造所の特記した図面です。
記入事項には、工事概要・工事指針・工事基準・材料品質・材料製造所特記など各図面で表記できない事柄を示します!
仕上げ表
内外各部の仕上げを一覧表にまとめた図面です。
記入事項には、外部は、屋根・軒裏・外壁・窓・樋・テラス・ポーチなどの材料および仕上げを示します。内部は、各室ごとの床・巾木・腰・壁・廻縁・天井の材料および仕上げ、各室の造り付け家具、付属工事を示します(^▽^)/
基礎伏図
基礎の配置状況を明記した水平投影図です。
記入事項は、基礎の種類・位置、アンカーボルト・床下換気口の種類・位置、土間コンクリートの有無があります。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
床伏図
各階の床組を水平投影した構造図です。
記入事項は、柱、土台、火打、大引、梁、胴差、根太などの配置・寸法・材質を図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
小屋伏図
小屋組を水平投影した構造図です。
記入事項は、和小屋と洋小屋で異なります。
和小屋は、桁、小屋梁、小屋束、母屋、棟木、隅木、垂木、火打梁、頭継ぎの配置・材質・寸法を図示する。
洋小屋は、桁、陸梁、合掌、母屋、垂木、火打梁、頭継ぎ、振止めの配置・寸法・材質を図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
屋根伏図
屋根の水平投影図です。
建築物の平面形・寸法、軒の出、勾配、屋根葺き材の材質・仕上げ方法を図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
軸組図
柱・壁・間仕切各面の軸組の垂直投影した構造図です。
記入事項は、基礎、土台、柱、間柱、貫、筋違、窓台、まぐさ、梁、胴差、桁などを図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
詳細図
各部位の納まり・取り合いなどを詳しく明記した図面です。
記入事項は、開口部廻り、床・壁・天井の納まり・取り合いの材質、寸法、仕上げ方法を詳しく図示します。
縮尺は、1/20、1/10が用いられることが多いです♪
給排水ガス・衛生設備図
給排水ガス衛生設備機器の位置・配管経路などを明記した図面です。
記入事項は、設備機器の内容・位置、給排水ガス配管の経路・会所位置・敷地内引き込み方法などを図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
電気設備図
電気器具、スイッチの位置・配線経路などを明記した図面です。
記入事項は、電気器具、スイッチの内容・位置、配線経路、敷地内引き込み方法、分電盤の位置、回路数などを図示します。
縮尺は、1/100、1/50が用いられることが多いです♪
まとめ
今回は、『建築・インテリアコーディネーターに必要な図面の種類と記入事項!!』と題して紹介しました。
配置図は、敷地と建築物の位置関係を示す図面です。平面図は、建築物を床上1500㎜ぐらいのところで水平に切断して、その切断面を真上から眺めた水平投影図です。立面図は、各外壁面の垂直立面上の投影図です。
断面図は、建築物を垂直に切断して、その切断面の垂直立面上の投影図です。矩計図は、各部の高さ(床高、軒高、天井高)各部材の仕上げ・種類・断面寸法などを明確にした縦断面詳細図です。
展開図は、室内各壁面の垂直立面上の投影図です。天井伏図は、天井の仕上げを明記した投影図で、平面図に合わせた見下げ表現図です。
建具表は、建具の姿、機構、寸法、仕上げ、数量、付属品を表にまとめ明記した図面です。仕様書は、工事全体の概要、項目、材料の品質製造所の特記した図面です。仕上げ表は、内外各部の仕上げを一覧表にまとめた図面です。
基礎伏図は、基礎の配置状況を明記した水平投影図です。床伏図は、各階の床組を水平投影した構造図です。小屋伏図は、小屋組を水平投影した構造図です。屋根伏図は、屋根の水平投影図です。
軸組図は、柱・壁・間仕切各面の軸組の垂直投影した構造図です。詳細図は、各部位の納まり・取り合いなどを詳しく明記した図面です。給排水ガス・衛生設備図は、給排水ガス衛生設備機器の位置・配管経路などを明記した図面です。電気設備図は、電気器具、スイッチの位置・配線経路などを明記した図面です。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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