照度・色温度・演色性って何?輝度とグレアについての照明知識‼




照明

あなたは明かりについてどれだけ知っていますか?必要なところに必要なだけ光はインテリアにとってなくてはならない存在です。

照度、色温度、演色性、輝度って何?単位は何か知っていますか?グレアについても覚えておいた方がいいですよ♪

今回は、『照度・色温度・演色性って何?輝度とグレアについての照明知識‼』と題して紹介します。



照度・色温度・演色性って何のこと?照明の特徴と効果について・・・

明かりによる光と影をコントロールすることは、快適な空間を演出につながります。今回は照度、色温度、演色性について知っていきましょう。

照度

照度は、一般的に空間の明るさを示すデータとして用いられる場合が多いが、空間の全体の明るさ感と照度データとは別のものとして捉えて建築計画を進める方が、人に対する環境や照明効率を考えると向上する場合が多いです。

単位面積当たりの入射光束の量をいいます。単位はルクス[㏓]で表されます。つまり、1㎡の面積に1㏐の光束が入射する場合に、受光面の照度を1㏓という。

簡単にいうと、空間のある面に当たる光の量、その場のあかりのことをいいます。

※光束:ランプなどの光源から発せられる光の量のことをいう。単位はルーメン[㏐]。

色温度

色温度は、光源の色の違いを数値化したものです。
単位はケルビン[K]で表されます。

光源の光の色が赤っぽいほど色温度が低く、青白っぽいほど色温度は高くなります。

順番は、赤色黄色→白色→水色→青色ってな感じになります。

光で例えると、ろうそくの光→電球色→温白色→白色→昼白色→昼光色の順です。

電球色だと暖かさ、穏やかさを感じられます。
昼光色だと涼しげなイメージを人に与えます。

演色性

物の色は、照らす光の種類によって変わって見えます。

例えば、食料品売り場に置かれたリンゴを見たとき、照明光が当たった状態と自然光に当たった状態では、色が違って見えたことはありませんか?

他にも、洋服を着たときにお店で服を着たときと外で服を着たときに色が違ってみえた経験はないでしょうか?その影響のことを演色性といいます。

簡単にいうと物に光を当てたときの色の再現性のことをいいます。

輝度とグレアって何のこと?

輝度とグレアについて、その関係性について紹介します。

輝度

光源そのものや反射または透過面の単位面積当たりの光度を示すのが輝度である。

単位はカンデラ毎平方メートル[㏅/㎡]で表されます。

同一の明るさの光源でも裸電球と蛍光灯を比べると、光っている部分の面積の小さな裸電球のほうが輝度は高いです。

簡単にいうと照度の結果ある方向から見たときどれだけ明るく見えるかを表します。
輝き具合を数値として表したものです。

照度を自分の目で見える状態のことだともいえます。

グレア

簡単にいうとまぶしさのことです。

太陽や光源の輝きが視野に入って物が見えにくくなる現象をグレアといいます。

輝度の低い対象物が見にくくなります。

グレアには、直接グレア反射グレアに分かれます。
太陽や光源が直接目に入り、物や周りが見えにくくなる現象を直接グレア。
見る対象物に光が映り込み、物が見えにくくなる現象を反射グレアといいます。

ちなみに、小学校、中学校のころ、黒板が日射を浴びて全体が光って見えたことはなかったですか?これは、光幕反射といいます。

部屋の内装と照明の明るさ

同じ明るさでも、部屋の内装によって感じ方が変わってきます。
内装材が白く光沢があるのもほど光を反射するため明るく感じることができます。

逆に言うと、内装が光を吸収する黒っぽいマットなものほど、暗く感じます。

例えば、木やレンガの壁に照らすと光の反射効率が低いので、白い壁を照らすより光の印象が弱くなります!

内装材の反射効率は、白壁は60~80%、白ペンキは60~70%、白木は50~60%、障子紙なら40~50%、コンクリートは25~40%、畳は30~40%、赤レンガは10~30%、黒ペンキなら5~10%となっています。

まとめ

今回は、『照度・色温度・演色性って何?輝度とグレアについての照明知識‼』と題して紹介しました。

専門用語が多くて難しいですよね。

照明用語

●照度は、空間のある面に当たる光の量、その場のあかりのことをいい。
●色温度は、光源の色の違いを数値化したもの。
●演色性は、物に光を当てたときの色の再現性のこと。

●輝度は、照度の結果ある方向から見たときどれだけ明るく見えるか。
●グレアは、まぶしさ。

ちょっとでも、照度、色温度、演色性、輝度、グレアについてわかっていただけたのであればありがたいです。

実は、身近に体験していることが多かったのではないでしょうか?

今回は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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