【クイズ解説】インテリアの西洋史についてのクイズ!
インテリアコーディネーター資格試験に出るかもしれない問題を紹介します。
問1.古代・中世についてのクイズ全5問!!
古代・中世の西洋の歴史に関わる用語について学んでいきましょう。
①古代ギリシャ時代の家具で最も関わりの少ないものを選べ!!
〇レクタス
古代ローマで貴族が横になりながら会食した寝椅子のことです!
×クリーネ
古代ギリシャで使われた寝椅子のことです。
×クリスモス
古代ギリシャの婦人用の椅子のことです。
②ビザンチン様式に最も関わりの少ないものを選べ!!
〇アーチ
ビザンチン様式には関わりは少ない。イスラム様式以降に関わりがあります。
×ハギア・ソフィア寺院
6世紀に建てられたトルコのイスタンブールにある寺院です。
×サンマルコ寺院
11世紀世紀に建てられたイタリアのベネツィアにある寺院です。
④ゴシック様式に最も関わりの少ないものを選べ!!
〇サンピエトロ大聖堂
ビザンチン様式のバシリカ式の教会建築です。
×ハーフティンバー
ゴシック様式に、イギリスでマナハウスがおこり、樹木が多いイギリス・ドイツなどで住宅の外観に木の骨組みを生かしたハーフティンバーが流行しました。
×ステンドグラス
ゴシック様式には、壁面に大きな窓を取ることができるようになったため、教会の窓にステンドグラスが多く用いられました。
⑤リネンフォールドやフランボワイヤンなどの装飾を特徴とする様式はどれ?
○ゴシック様式
リネンフォールドは、布を折りたたんだようなひだ折り模様の装飾。
フランボワイヤンは、窓装飾などに用いられた装飾で、炎状の模様のこと。
どちらもゴシック様式になります。
✕ロマネスク様式
違います。
✕バロック様式
違います。
問2.近世についてのクイズ全5問!!
近世の西洋の歴史に関わる用語について学んでいきましょう。
①ルネサンスに関わりの少ないものを選べ!!
〇サンピエトロ大聖堂
バロックに最も関わりがあります。イタリアのバチカンに作られた劇場的な造形です。
×フィレンツェ大聖堂
ルネサンスに最も関わりがあります。イギリスのフィレンツェに作られた。
×カッサパンカ
ルネサンスに最も関わりがあります。装飾用の長椅子です。
②バロックに関わりの少ないものを選べ!!
〇ルイ16世様式
バロックに関わりがあるのは、ルイ14世様式ですよ♪
×ヴェルサイユ宮殿
ルイ14世が豪華なヴェルサイユ宮殿を造営しました。「鏡の間」が有名です。
×ジャコビアン様式
イギリスで、スパイラル状の脚、S字型の渦巻き装飾などの流行の様式です。
③ロココに関わりの少ないものを選べ!!
〇ウィリアム&マリー様式
ウィリアム&マリー様式は、バロックに最も関わりがあります。
×シノワズリ
中国趣味のモチーフの家具がロココ様式に流行しました。
×カブリオール
猫脚のことです。家具に用いられました。
④フランスを中心にロココ様式があったが、イギリスで同時期に流行した様式は何ですか?
〇クイーン・アン様式
問題文そのものが、クイーン・アン様式です。18世紀初期に生まれました。
×ジャコビアン様式
17世紀のイギリスの様式です。バロックの影響を受けた装飾に特徴があります!
×ジョージアン様式
18世紀末のイギリスの家具様式です。ネオクラシシズムに最も関わりがあります。
⑤ナポレオンが皇帝に即位した1804年から古代エジプト、ローマ、ギリシャの様式を再現した新しい様式のことを何という?
○アンピール様式
問題文そのものがアンピール様式です。ネオクラシシズムに最も関わりがあります。
✕フェデラル様式
✕ジョージアン様式
18世紀末のイギリスの家具様式です。ネオクラシシズムに最も関わりがあります。
問3.近代についてのクイズ全5問!!
近代の西洋の歴史に関わる用語について学んでいきましょう。
①ウィリアム・モリスを中心としたアーツ&クラフツ運動は、評論家の誰の思想を受けたものでしたか?
〇ジョン・ラスキン
イギリスの評論家です。オックスフォード大学の教授も務めていました。
×ヨーゼフ・ホフマン
オーストリアの建築家で、四角い幾何学的建築に特徴がある人物です。
×ヘルマン・ムテジウム
ドイツの建築家です。ドイツ工作連盟の中心的人物です。
②19世紀末から「形態は機能に従う」という機能主義を推進した一派は何ですか?
〇シカゴ派
問題文そのものが答えです。「形態は機能に従う」は、ルイス・サリヴァンの言葉です。
×ウィーン分離派
用と美の調和を目指していました。建築家アドルフ・ロースは「装飾は罪悪である」と非難しました。
×ドイツ工作連盟
機能的かつ経済的な近代的デザインを目指しました。
③1919年、ヴァルター・グロピウスが芸術との新しい統合を目標に掲げた教育学校はどれ?
〇バウハウス
問題文そのものが答えです。理念と実習の両面から教育を行いました。
×ウィーン工房
ヨーゼフ・ホフマンが設立した工房です。家具やファブリック、服飾、日用品を総合的にデザインしようとしました。
×型而工房
ドイツ留学をした蔵田周忠がバウハウスの思想が基で作られたと思われる日本の工房です。
④曲線を特徴とした流動感のある優美な装飾様式は次のうちどれ?
〇アール・ヌーボー
問題文そのものが答えです。有機的な曲線に特徴があります。
×デ・スティル
明瞭かつ幾何学で抽象的な構成に特徴があります。
×アール・デコ
幾何学的な構成のデザイン志向です。
⑤ヘーリット・トーマス・リートフェルトが線・面・色彩に還元された空間を具現化した住宅はどれ?
〇シュレーダー邸
問題文そのものが答えです。代表的な椅子にレッド&ブルーチェアがあります。
×タッセル邸
アール・ヌーボに建築家ヴィクトール・オルタによってつくられました。
×ファンズワース邸
ファンズワース邸は、ミース・ファン・デル・ローエが設計しました。
問4.西洋の歴史についてのクイズ全5問!!
西洋に関わりがある建築・住宅・インテリア・様式などについて答えるクイズになります。
①古代ギリシャ時代の家具で最も関わりの少ないものを選べ!!
〇レクタス
×クリーネ
×クリスモス
解説は問1-①を参照!!
②フランスを中心にロココ様式があったが、イギリスで同時期に流行した様式は何ですか?
〇クイーン・アン様式
×ジャコビアン様式
×ジョージアン様式
解説は問2-④を参照!!
③ナポレオンが皇帝に即位した1804年から古代エジプト、ローマ、ギリシャの様式を再現した新しい様式のことを何という?
○アンピール様式
✕フェデラル様式
✕ジョージアン様式
解説は問2-⑤を参照!!
④19世紀末から「形態は機能に従う」という機能主義を推進した一派は何ですか?
〇シカゴ派
×ウィーン分離派
×ドイツ工作連盟
解説は問3-②を参照!!
⑤曲線を特徴とした流動感のある優美な装飾様式を次のうちどれ?
〇アール・ヌーボー
×デ・スティル
×アール・デコ
解説は問3-④を参照!
まとめ
今回は、『【クイズ】インテリアの西洋史についてのクイズ!』と題して紹介しました。
解説までお付き合いありがとうございました‼
いかがでしたか!解決できているとありがたいです。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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