床って、家にあって当たり前の存在ですよね。
床には、たくさんの性能があるんですよ!!
また、床材は、木質系床材やプラスチック系の床材、石やタイル系の床材などたくさんの種類があります。
今回は、床に求められる性能と木質系の床仕上材について紹介していきます。
床に求められる性能
その中で、床は、インテリアの中で最も強度や耐久性を要求される存在です。人が動いて直に足がふれる場であり、家具や設備器具の荷重がかかることなどさまざまな外的な要因をうけています。
また、摩擦や落下物による傷、飲み物をこぼした時の汚れなどもあります。さまざまなことに耐えているですよ。
専門的にいうと、耐摩耗性、耐衝撃性、耐水・防水性、耐熱性、断熱性、防滑性、遮音性、保温性、耐変色性、耐汚性、清掃性、クッション性などがあげられます。
そして、インテリアの中で床は、部屋の雰囲気を左右するので、慎重に選んでいくべき存在です。
木質系の床仕上材について紹介
床材にはさまざまな種類があります。今回は、木質系床材について紹介していきます。
木質系床材は、人気が高い材料です。肌ざわりがよく、音が反響します。耐摩耗性があまりない床材でもありますね。しかし、湿度によって変動しやすく、冬は冷たい感触をあたえたりします。
床材には、一般に無垢材と呼ばれている天然の木材の単層フローリングと、合板などを機材にした複合フローリング、コルクを加工したもの、リノリウムの4種類が使われています。
それぞれについて紹介します。
単層フローリング
いわゆる1枚板の床材で、天然素材の代表的なものです。
使われている樹種は、針葉樹では、スギ、ヒノキ、マツがあげられます。広葉樹では、ナラ、ケヤキ、チーク、オーク、ブナ、サクラ、カリンなどがあります。
単層フローリングの長所は、自然の味わいがあり、使えば使うほどに経年美化も期待できますね。調湿効果があり、表面を削ることで削り直しも可能です。
短所は、伸縮や反りなど天然素材のため変形が生じやすいことや、施工に手間がかかります。複合フローリングに比べて高価です。
床材の張り方として、フローリングには、長尺と乱尺に分かれています。また、パーケットもあります。
長尺は、長さが1800㎜程度のものです。乱尺は、600~900㎜程度のものを混ぜ合わせるものがあります。パーケットは、短冊状の挽板を並べて貼り合わせたものがあります。
長尺フローリング | 乱尺フローリング | パーケット |
複合フローリング
耐水合板やMDF(虫密度繊維板)を基材として、その上に薄い単板やシートを貼ったものです。単板には、さまざまな樹脂が使われています。
複合フローリングの長所は、伸縮性や反りなどの変形が生じにくいので寸法精度が極めて高いです。よって、施工が容易にできるので安価なものが多いです。
短所は、表面材が薄いものだとキズが付きやすいです。木の自然な質感にかけてしまうことがあげられます。
コルク
コルク樫の樹脂から作られたコルクフロアです。
床材として、粘結材を混入してタイル状に圧縮加工されたものです。
コルクフロアの長所に保温性、クッション性があります。耐摩耗性もあります。遮音効果もあります。比較的、高齢者や乳幼児が使う場所では転倒などのケガを防止してくれる効果があります!!
短所は、紫外線で変色してしまいます。柔らかいのでキズが付きやすいなどがあります。
水を吸いやすいので定期的にワックスを塗りましょう。
リノリウム
亜麻仁油、石灰岩、木粉、マツヤ二、コルク粉、顔料などの成分で構成され、シート状やタイル状にしたものです。
長所は、自然素材のため、有害な物質を発生させず、破棄する時も焼却しやすいです。土に埋めても汚染などが起こらないので安全性が高いです。静電気が発生しにくく、耐久性にも優れています。
短所は、ビニル系に比べて高価になります。水やアルカリに弱いです。
まとめ
今回は、床に求められる性能と木質系の床仕上材について紹介しました。
床は、インテリアの中で最も強度や耐久性を要求される存在です。人が動いて直に足がふれる場であり、家具や設備器具の荷重がかかることなどさまざまな外的な要因をうけています。
床材には、一般に無垢材と呼ばれている天然の木材の単層フローリングと、合板などを機材にした複合フローリング、コルクを加工したもの、リノリウムの4種類が使われています。それぞれに長所と短所に違いがあります。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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