木材には、年輪がありますよね。
丸太などを切るとき柾目と板目と切り方によって呼び方や使い方を変えていったりするんですよ♪
木材の水分量とか色々と考えなければならないことがあります。
今回は、『木材の基礎知識について!木材各部の名称・収縮・変形を紹介!!』と題して紹介します。
木材各部の名称について
年輪
木の断面(木口)に見られる輪のような模様を年輪と呼びます!白く軟らかい部分は成長の早い春先にできた部分で、早材(春材)といいます。
また、色が濃く堅い線状の部分は、ゆっくり成長した部分で晩材(夏材、秋材)といいます!
ちなみに、四季がはっきりしているところでは、年輪がはっきり表れるが、南洋材などは明確でない場合が多いです。
元口と末口
丸太は、木材の根のほうに近い方を元(元口)、枝・梢のほうに近い方を末(末口)といいます。
丸太の太さには、細い部分の直径を測って「末口120Φ」というように表現します!
木材をストックしておく場合には、末口を下にしておく方が水を吸い上げずに良いとされています。
実際に柱として利用する場合には、元口を下にします。
柾目と板目
丸太を四角く切断したときに見える線を木目といいます。
切る部分によって柾目と板目と呼ばれます。
木を年輪に直角に切断したときに現れる木目を柾目といいます。年輪の接線方向に切断したときに現れる木目を板目といいます!
柾目の板の方が狂いが少ないので優れた建材といえます。
木表と木裏
木の外側の板目材の樹皮側を木表、中心側の髄心側を木裏といいます。
板材や角材にすると、水分が抜けて乾燥するので木表側に反ります!乾燥した場合の歪み方などを見極めるのに役立ちます。
床板や内壁板の仕上げ面には木表が、外壁の羽目板には雨仕舞いを考慮して木裏が使われます。
心材と辺材
スギなどの丸太の横断面において、赤みの掛かっている中心部分を心材(赤身)、外側の白っぽい部分を辺材(白太)といいます。
生材は心材よりも含水率が大きいです!
心材の方が水分が少なく耐久性が良いです。
生節と死節
枝の根元部分が木材に現れたものを節といいます。
節のない木材を無節、木材の強度等に影響ないものは、丸く抜けてしまうものは死節と呼びます。
木材の収縮
木に含まれる水分量を含水率といいます。
これによって木材の収縮による歪みの度合いが異なります。大切な指標になります。
木に含まれる水分は、細胞内の結合水と、細胞間の自由水に分けられます。木材を乾燥させると、自由水が蒸発してから、次に結合水が減少します。
それ以上乾燥が進まなくなる状態のときを平衡含水率といいます。一般的に15%程度といわれ、これを気乾状態といいます。
収縮による歪みが比較的小さいので、建築材として利用できる基準とされています。
木材の変形や腐朽
乾燥後も、木材はある程度水分によって変形します。特に、年輪に沿った方向へ収縮が大きいです。
無垢材の柱を和室などに使う際は、収縮による割れが生じないように使う際には、収縮による割れが生じないいうに、背割りを入れます。
また、ジメジメしている日本の気候では、腐朽と蟻害などの対策が必要です♪
まとめ
今回は、『木材の基礎知識について!木材各部の名称・収縮・変形を紹介!!』と題して紹介しました。
木の断面(木口)に見られる輪のような模様を年輪と呼びます!
丸太は、木材の根のほうに近い方を元(元口)、枝・梢のほうに近い方を末(末口)といいます。
木を年輪に直角に切断したときに現れる木目を柾目といいます。年輪の接線方向に切断したときに現れる木目を板目といいます!
木の外側の板目材の樹皮側を木表、中心側の髄心側を木裏といいます。板材や角材にすると、水分が抜けて乾燥するので木表側に反ります!乾燥した場合の歪み方などを見極めるのに役立ちます。
スギなどの丸太の横断面において、赤みの掛かっている中心部分を心材(赤身)、外側の白っぽい部分を辺材(白太)といいます。
木材の収縮は、木に含まれる水分は、細胞内の結合水と、細胞間の自由水に分けられます。木材を乾燥させると、自由水が蒸発してから、次に結合水が減少します。
木材の変形や腐朽は、乾燥後も、木材はある程度水分によって変形します。特に、年輪に沿った方向へ収縮が大きいです。
無垢材の柱を和室などに使う際は、収縮による割れが生じないように使う際には、収縮による割れが生じないいうに、背割りを入れます。
以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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